海外でもWiMAXが使える?

国内のWiMAX通信エリアは、ほぼ全国を網羅しています。
都市部から田舎へ行っても、現地で問題なくインターネットを楽しめます。WiMAXのメリットは無線であり、ルーター端末を持ち運べば好きな場所でサービスを利用できるのです。
旅行や出張でネット接続環境を確立してくれる、大変に便利なサービスとなりますが、WiMAXは海外でも問題なく稼働するのでしょうか。
海外に行く機会の多い人は、参考にしてみてください。
一部の国では日本の端末がそのまま利用可能です
現在、海外でWiMAXを利用できる国は韓国だけです。
以前はアメリカも対象国となっていたのですが、2015年度中に各プロバイダがサービスを終了しています。
またデータ通信カードやWiMAX Speed Wi-Fiは使用できず、WiMAX搭載パソコンも一部機器に限られています。
渡航先が韓国だから大丈夫だと思っていると、パソコンが対応していないためにインターネット接続できない恐れがありますので注意してください。
さらに韓国でWiMAXを利用するためには、渡航前にWiMAX通信モジュールとWiMAX接続ユーティリティを指定のバージョンに設定しておかなければいけません。
韓国到着後には、WiMAX搭載パソコンの起動、ネットワーク接続、ブラウザ起動、オンライン加入といった流れでサービス利用を開始します。
オンライン加入とは、現地で海外の会社と契約する行為です。
利用登録料は無料ですが、通信料が24時間あたり3,000ウォンかかります。2015年の1年間で、1ウォンは0.92円から0.11円で推移しています。
よって24時間インターネット接続するためには、およそ300円かかると考えておきましょう。利用料金そのものは、かなり安いと言えます。
まだほとんどの国で利用は出来ない
海外でも利用できるWiMAXは、WORLD WiMAXというサービス名でプロバイダが提供しています。
ただし、お伝えしたように韓国でしか利用できません。参考までにソウルやプサン、インチョン、テジョン、クァンジュ、テグ、ウルサンなどが通信可能エリアです。
通信速度につきましても、高速がウリのWiMAX2+は使えませんので、国内でインターネット接続するよりも遅く感じるはずです。
よって海外でインターネットを利用したい場合は、WiMAXではなくレンタルWiFiルーターや現地SIMサービスに頼った方が良いでしょう。
利用料金もWiMAXとほとんど変わりません。